prairiestreetの日記 その2

スポーツを通じて思うところを書きます

五輪サッカーのオーバーエージ(OA)選定に避けては通れない大会

現在FC琉球で全試合フル出場を続ける藤春廣輝(↑名前の漢字間違えてるぞ)。そのポジションは3CBの左。
以前も書いたけど、琉球でも4バックの左か3バックなら左WBとして上下動を繰り返してくれる感じをイメージしていたので当初は少し意外な使われ方と思った。

 

23年シーズンでガンバでDF黒川の台頭、定着があり試合に出られなくなって移籍という印象はある。逆に言うと1年でいきなり何もできなくなるわけがないという意味で、まだJ1やJ2でできるだろうにJ3琉球によく来てくれたとも言える。

 

記事にある、オーバーエージ(OA)枠として出たリオ五輪は他にも興梠、塩谷とA代表監督ハリルホジッチの意向もありJリーグで活躍していた選手を入れる。
藤春個人は2戦目でオウンゴールをした影響で途中交代、3戦目に至ってはOAであるにもかかわらず出場すらなかった。
(興梠も塩谷も思っていたような活躍はできなかったような印象)

 

記事を読んで、やはりというか藤春本人も想像以上に相当気にしていたと思ったし、試合動画のコメント欄を見てるだけでもやりきれない気持ちになる。全て直接向き合う、受け止めることはどんな人間でもできないだろう。人格の完全否定とさえ言える。(だからリンク貼りません)

 

動画のコメントにもあった「この時がきっかけでOAには五輪経験者という条件が付与されることになった」という意味では必要な過程であったとも思う。
実際、グループリーグを突破した3大会では確かにOAは五輪経験者(ロンドン、東京)と、OAではないが2大会連続出場の中田英と松田(シドニー)がいる。

 

藤春がすでに琉球になくてはならない存在になったのはこの時の経験が活かされているのは間違いない。ゴールを決めたら必ず決めた選手のところに行って一緒に喜ぶし、フォーメーションによってはポジション争いをする若手がゴールした時にはおんぶして一緒に喜ぶとか。職人気質の選手が多い中でチームの輪の中心になっているのかと思うと、1人のFC琉球サポとしてここに至る藤春の全てを肯定して応援したい。

 

改めて、本当にFC琉球に来てくれてありがとう、藤春。
そしてガンバから連れてきてくれたスタッフもお見事。4/24のルヴァンのガンバ戦に行くのがまた楽しみになったよ。沖縄県で初のJ1チームの公式戦がガンバというのが良い。