prairiestreetの日記 その2

スポーツを通じて思うところを書きます

4/24 YBCルヴァンカップ 2回戦 琉球 - G大阪

沖縄でJ1チームと初の公式戦をやるぞ!

 

 

 

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あれ?2日前のチケット売上3200枚の割にお客さん多いな、平日開催なのに…

 


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なんと通常のチケットと同じ値段でくくるのたこ焼きがついてくるという大盤振る舞いなチケットを購入。


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たこやきmeisterの作っているところを見ながら並んでるところ。


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からして特別感が出てる。


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懐かしい、この関西の感じ。


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開けた瞬間のふわっと香るソースの香り最高!
沖縄では食べられない味だからかすごく懐かしく感じた。
当然、めちゃくちゃ美味しかった。あっという間に8個食べちゃったよ。


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おお、本当にJ1チームとやる日が来たんだ!
本土にいた数年前までは普通だったのに今となってはJ1が遠くなってしまった。

 

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J3相手では人数を数えられるほどしか来ないはずのアウェイ席がぎっしり!

 


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はっきり言って、どっちがアウェイかわからないくらいガンバサポの応援はすごかった!10年前の天皇杯決勝を日産スタジアムのゴール裏で見たのを昨日の事のように思い出して懐かしかった。

そりゃそうだよね、平日開催、連休前に沖縄に来るってことは正真正銘の本気モードの人しかいないだろう、あの一帯は。

 

琉球スタメン
FW 白井、岩渕
MF 高安、佐藤、富所、岡澤、幸喜
DF 藤春、鈴木、増谷
GK パク

3バックに戻し、2ボランチで富所がトップ下っぽい形。

 

 

G大阪スタメン 3-5-2、2ボランチ
FW 唐山
MF 倉田、鈴木、石毛、美藤、食野
DF 中野、江川、福岡、岸本
GK 一森

ポスターに使われていたはずの宇佐美、中谷、半田(U-23で現在カタール)はベンチにすらいない…
しかし、GKは一森だし唐山、食野、鈴木、福岡と各列にリーグ戦でのスタメンを揃えるあたり手を抜くわけではないのは伝わる。山田康太もベンチにいるか。

 


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あれ?こんな気合の入ったことしてたっけ?
GKがセーブした時のもあったな。


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なんとホーム開幕戦よりも多い5406人!!
ガンバサポの皆さん、本当に遠いところありがとうございました。
沖縄でも平日の夜にサッカーにこんなに集まるんだ、と思うと今年は絶対にJ2再昇格、そしてJ1目指して行こうという雰囲気を、チーム関係者だけでなく今日スタジアムに来ていたサポ、スタッフ全員が感じられたんじゃないかな。

 


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結果:

琉球 2-1 G大阪

 

勝ったぞ!!
追いつかれた後、決勝点が白井(元ガンバ)というのが感慨深い。

 

 


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帰りに寄ったダイレックスでYBC商品を買い占め…って2種類しかない!
せめてルヴァンとレモンのビスケットのやつくらい置いてくれ!ノアールも食べたいぞ。

 

 

 

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ここまでやってくれるなら少しでもいいから宇佐美、黒川見たかったなぁ。

 

でも、J1チームとのゲームは本当に、周りのお客さんがキャーキャー言うのもあってすごく臨場感たっぷりに楽しめた。なんでもないとわかっててもキャー!とか言われるとやばいのか?ってなっちゃう感じ。これはスタジアムでしか味わえない醍醐味だね。

 

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白井、ナイスゴールだったぞ!

見届けられて嬉しかったよ。

 


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今日は結果も内容も最高だった!ありがとう!

このチームがどこまで行けるか、ルヴァンもリーグも楽しみにしてる。

 

 

さて、藤春、白井、高木、岩本にとって元所属のガンバに勝利。

次の相手はセレッソ大阪。岡澤は育成型期限付き移籍だけど出れるのかな?

 

【追記】岡澤セレッソ戦出れないのかぁ。

岡澤昂星 選手 育成型期限付き移籍期間延長のお知らせ

 

 

Jリーグの公式ハイライトなんてあるんだ。

4/20 明治安田J3リーグ 第3節 岩手 - 琉球

明治安田J3リーグ 第3節

いわてグルージャ盛岡 - FC琉球

DAZNにて観戦

 

この試合は岩手について色々調べた日だった。
スタジアム観戦とはまた違う形で楽しめた。

 

岩手の横断幕、「鶴よ舞え! イーハトーブの大空に」

なんでまた鶴?イーハトーブってなんだ?

鶴は盛岡藩主南部氏の家紋で、グルージャスペイン語で鶴。ならば当然、マスコット、旗、ユニフォームは鶴を全面に。
イーハトーブ宮沢賢治が作った架空の理想郷でモチーフが岩手県と。

 

マスコット | いわてグルージャ盛岡 オフィシャルサイト

鶴のマスコットは岩手だったのね…プロフィール見ると、名前はキヅール(祈鶴の音読み)、好きな芸能人が笑福亭鶴瓶鶴田真由、設定は折り鶴なのに座右の銘は「折れない心」とか、結構プロフィールも考えられてるのよ。(こういうの大好き)

だからチームカラーが白、黒、赤でホームでもユニフォームが白を基調としていたのか。琉球が薄い水色だからすげー見づらかったけど納得はした。(琉球にホームのベンガラ着させてよ)

横断幕でもう一つ、「一岩昇鶴」(たぶん一丸昇格にかけてる)とか鶴を全面に出すスタイルは良いなと思った。みなさんが振る旗も、白地に赤と黒って画的にめっちゃ綺麗。

 

 

この世界中で日本でしか成立し得ないであろうイベント、合計60チームのマスコットが集結する中、知らないマスコットの中でもひときわ目立つ鶴…
(この運動会、ぜひ一度は見てほしい。平和という言葉がしっくりくる)

 

 

あと、選手入場時にボールが置いてある場所の「焼き肉 胡蝶」と、スコアボードにあった「タルトタタン」は検索して行ってみたいと思った。というか、陸路では仙台から北に行ったことないからぜひ盛岡は行ってみたいと思った。たぶん次の転勤は関東になると思うから連休でドライブがてら行ってみよう。もちろんグルージャ戦を見る日程で。

 

 

FC琉球スタメン

FW 白井、岩渕
MF 富所、佐藤、岡澤、幸喜
DF 藤春、鈴木、森、上原
GK 東

 

4バック継続。

 

結果:

岩手 1-1 琉球
シュート 岩手14 琉球14
コーナーキック 岩手6 琉球6

 

総括:立ち上がりからいい形で攻めていたが決めきれず追いつかれる。勝てた印象。

 

風強すぎ。あんなに影響が出るのを見ると選手は難しいなぁとは思うけど、今日は試合を通して攻めている間は得点の匂いがしていたので1点かぁ、という印象。連敗しないけど連勝もできないなぁ。決して悪くはなかったんだけどなぁ。ルヴァンにはずみを付ける意味でも、中3日の3連戦初戦、またしても下位チームにドローは残念。

 

 

岩手…うーん…西1人が攻守にわたってずっと効いていたなぁという印象。CF、ボランチ、GKに軸がはっきりとあるとDAZN中継で見てる以上に手強く感じるのかな。都倉、西、高橋、大久保と、J1経験も豊富なベテランが多くいて、39歳のCB深津がチームをまとめ上げるようなイメージ。

 

得点は前半8分、左サイドで岩渕→富所→藤春低いクロス→幸喜合わせる
いい流れだった。岩渕から藤春へのパスが富所に引っかかったんだけど、結果的に溜めを作るような感じで藤春へ渡り、藤春の見事なクロスで幸喜が飛び込む。

 

失点は前半33分、右サイドからのクロスを都倉が強烈なヘディング、一度は東がはじくがこぼれたところを倒れた状態から足で蹴り込まれる。琉球の選手は油断はしていないと思うが、やられたぁってなった。クロスも森の後ろ、上原の前に都倉が走り込んだところに完璧に来てたしね。

 

 

平松はサイドも良いけどこの日のボランチでは縦に精度の高いロングパスが入れられるから岡澤とダブルボランチは去年の後半同様しっくり来るなと思ったけど、岡澤の強度と佐藤のスピードとアジリティも真ん中から外しがたい…

 

www.youtube.com

 

 

あと、今日の実況の高橋裕二さんは情報が多くて楽しめました。
J3だと試合データが簡略化されるんだけど、例えば前半シュート、岩手10で琉球8だけ表示でJ3は枠内シュートは表示されないんだけど、後追いでしっかり伝えてくれた。実際は岩手10(7)、琉球8(2)となると表示されている数字だけでは見えないものが見えて、それを踏まえて観戦できるのは良いと思った。


他にもオフサイドは岩手が最も多く、琉球が最も少ない、ロングパスの数は岩手は(上位)で琉球は(下位)とか、あらゆるデータが岩手と琉球は対照的だとか解説を聞いていないとわからないことも話してくれた。

 

岩手は3日前にルヴァンカップセレッソと、琉球は24日にガンバと対戦するなど時事ネタを挟んだり、琉球で交代出場の庵原はお母さんが沖縄の人で本人も沖縄生まれとか、高木大輔は世代別代表経験もあるとか、知らないことをたくさん教えてくれる感じがすごく良かった。DAZNって1人で観戦するから良くも悪くも100%自分の空間で人の入る余地がないんだけど、ところどころ誰かと一緒に見てる感覚になったので新鮮だった。

ACL 準決勝 1stレグ 蔚山 - 横浜

ACL準決勝 1stレグ

蔚山現代 - 横浜F・マリノス

 

マリノス史上初のベスト4クラブワールドカップまであと4試合。
まずは事実上の東アジアNo.1を決める準決勝、相手は韓国Kリーグ2連覇中の蔚山

マリノスは天野が2022年に在籍し、ナム・テヒがユースの途中まで過ごしたチームでもある。

 

マリノススタメン

FW 宮市、ロペス、ヤン
MF 天野、榊原、植中
DF 渡辺泰基、上島、畠中、松原
GK ポープ

 

エウベル、エドゥアルド、渡辺皓太、喜田がケガ…

 

結果:

蔚山 1-0 横浜

 

総括:最少失点で2ndレグに挑めることをプラスに捉えたい。

 

蔚山は本当に強い上にチームとしてのうまさもあった。つなぐところとカウンターの使い分け、割り切って守るところと一気に攻め立てるところなど勝負どころをはっきりさせている非常に良いチーム。強いCF、戦えるトップ下、縦に早いWG、1対1に強いSB、パス回し時の体の使い方など近い将来のJリーグチームの理想形を体現しているような気さえした。
蔚山の14番のトップ下レフティのイ・ドンギョンは2023年ライバルの全北に移籍した天野を彷彿とさせるプレイヤーの印象が強く残った。右SBのソル・ヨンウも宮市や井上をほぼ完璧に抑えていたと言って良い。

 

マリノスは失点後は持たされているとわかっていても攻撃はできていた。個々の技術は負けていない。
ただ、奪われてから素早く縦にプレイをする蔚山には何度も肝を冷やした。DAZNで解説の水沼も言っていたが、なんでもないところからいきなりチャンスを作り出すのを目の当たりにした。キューウェル監督にとってもマリノスにとってもJリーグ後半戦を戦う上でヒントというか、参考になる攻め方をされたと思う。

技術はあるのだから、個人ではつなぐのか蹴り出すのかの判断を素早くして、チームでは守備時に相手が1トップならCBのどちらが行くか、SBが上がった時のカウンターは遅らせるのか外に追い込むのかなど決まり事をはっきりさせていけばマリノスはもう一段階今よりも強くなると思った。今日の試合を見たマリノスサポーターも蔚山のサッカーに対して取り入れるべきところがあるぞと感じたのではないだろうか。

 

58分に植中の早いクロスをロペスが空振り、80分に天野のクロスにヤンが浮かして外すなどしたが、マリノスもポストに2度救われている。至近距離のヘディングシュート含めポープの外に弾き出す守備も本当に毎度毎度感謝しかない。

 

榊原は今日も前半は特に良かった。喜田の不在を感じさせないくらいに。喜田に比べて強度は下がるが大きな展開ができるようになる。後半開始直後のミドルシュートも思いが伝わる。
残念だったのは67分、相手ペナルティエリアの外でなんでもないヘディングをし損ねてカウンターをくらった上に、土曜日の湘南戦同様またしても走って戻ることができていなかったこと。直後に山根と交代したあたり疲労キューウェルも織り込み済みだと思うが、マリノスのサッカーで強度が最も求められるポジションのため時間を決めるなどして交代まで走り続ける強度がほしいところ。喜田からポジションを奪う可能性は山根よりは感じるのでぜひとも榊原には戦い続けてほしい。高い目標だが行けるぞ。

 

64分に宮市→井上、井上はある程度やれていたし、次は後ろにではなく縦に仕掛けたりクロスを狙ってほしい。

72分に植中、榊原→ナム、山根の交代はピタリと当たり中盤の強度が上がって再び戦えるようになった。

今日得点が奪えなかったのは最後の交代が88分と遅すぎたこと。(天野、渡辺泰基→水沼、小池龍太)

守備固めならわかるが追いかけるために攻撃的な選手を入れるならせめて残り10分くらいは欲しいところ。水沼が出てヤンが中に入るのが機能するのかどうかがわからないまま終わってしまった。そもそも水沼と小池龍太はファーストプレー見る限り試合に入れていないように見えた。

 

とは言え、韓国王者に十分通用している。来週の横浜での2ndレグは逆転突破を期待してる。何より、ACL王者に輝くマリノスが見たい。

4/14 明治安田J3リーグ 第10節 琉球 - 長野

明治安田J3リーグ 第10節

FC琉球 - AC長野パルセイロ

ACとはAtheletic Clubの略で、同じ名前のサッカー女子の他にアイスホッケー、バドミントンのチームもあるそうです。

 

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試合前、ステージで終了直前のトークを見に行くと六反選手を発見、ということは今日もベンチ外?
他には鍵山選手と石井選手で、石井「次節は点を取る」といってくれたのが嬉しかった。その瞬間に立ち会えるのを楽しみにしています。


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近くには24日のルヴァンカップの企画のひとつ、藤春選手からのメッセージも。

 

ガンバ大阪の皆さま

ご無沙汰しています。
ガンバでプレーしていた藤春です。
まさかこんなに早いことガンバと試合ができるなんて
思ってもいませんでした。

ガンバ大阪でプレーしていたことが、
昨日の事のように思い出せます。
(倉田)秋はまだ懸垂続けていますか?
ヤットさん(元日本代表遠藤保仁コーチ)久しぶりに会えるん楽しみです。

陽斗も、大輔も、翔もみんな成長しています。
13年間の恩返しを全力でさせていただきます。

FC琉球 藤春廣輝


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ガチャガチャのジンベーニョバッジを付けてキックオフまで準備万端。

 

FC琉球スタメン
FW 白井、岩渕
MF 富所、佐藤、岡澤、幸喜
DF 藤春、鈴木、森、上原
GK 東

 

今季初の4バック採用。下位チーム相手の連戦で結果が出なかったこともあってか、昨年の形に戻す事に。

正直、試合始まって確認した瞬間「良いな」と感じました。なんというか、控え選手含めて攻守に隙のない陣容となった気がします。

 

 

結果:

琉球 4-3 長野
(前半3-0)

シュート(前半) 琉球10(8) 長野11(6)

 

総括:悪い流れを4得点の勝利で断ち切ったことをプラスに捉えたい。

 

長野は特に後半強かったです。失点のうち2つは琉球にとってほぼノーチャンスというくらい相手がうまかった。何よりハーフタイムで投入した山中が2ゴール、杉井が1ゴールと采配も見事。琉球のシュート数を見れば明らかなように、前半とはまるで違うチームのように感じました。

1失点目の右からのクロスに鈴木の前に入って決められたのは、鈴木がずっとマークしていた相手の18番を探したか、代わりに誰につくかを判断する前に蹴り込まれたか。4バック継続ならゾーンで守る際の決まりごとをはっきりさせておきたいところ。鈴木は周りを確認していたけど他はマークする選手よりボールを見てしまい足も止まっていたように見えます。

2失点目はこぼれ球をうまく抑えたミドル、3失点目はこぼれ球に素早く反応されボレー。これは現地で見ててもボールの弾道がきれいすぎて仕方ないとしか思えなかったです。

 

17分 白井→岩渕
33分 幸喜→白井
46分 上原→富所
73分 CK→ファーの鈴木のヘディングをGKはじく→白井

岩渕は久しぶりの出場でも落ち着いたプレーで結果も出ました。得点もベテランらしい低く抑えた見事なもの。
白井は右足、頭といよいよ覚醒の感が出てきました。9試合で8ゴール、一巡する19節まではなんとも言えませんが、同じペースで決めていたらJ2昇格が近づく気がします。幸喜の奪ってからすぐのアシストパスも見事。
富所は本当にボールの扱いがうまいです。前半もう一つ完璧なシュートがGK正面にありましたがシュートをしっかりと抑えることができるのは本当にすごい。

 

また、この試合で高安という選手が改めて素晴らしいと思いました。プロなので失礼は承知ですが、試合のたびにうまくなっているという感じです。数日、数週間でそんなに変わるものなの?というくらいです。もっというと、最悪今季琉球が昇格を逃した場合、昇格チームに引き抜かれるのではないかと思うくらいです。
68分の佐藤が倒されたところでの抜け出し〜富所へのクロスといい、71分の相手のパス回しの際に少し体を動かしてパスコースを限定した結果、相手のキックミスで味方スローインにしたりと非常に効いています。

 

上原も良かったです。やはりこの人はスタメンで出てなんぼ、ベンチスタートならハーフタイムからの出場で良いと思います。3点目のクロスが素晴らしかったのはもちろん、低い位置でもタメを作れる上に縦にも持ち上がれるのは3バック時のウイングバックよりも4バックの右のほうが効く気がします。

 

そして開幕前からこのブログで応援すると言っていた岡澤ですが、アンカーをやっていたおかげか強度が上がり、この日もボールを奪い切る、渡さない動きは見事です。上がった上原のカバーも意識づけされていて欠かせない選手だなと改めて思いました。

 

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両チーム合計7ゴールでの勝利。
那覇在住、在勤の人が無料招待ということで前回より増えた来場者数、見に来た人には楽しんでもらえたでしょうか。ホームでは無敗継続、これは今後も絶対続けてほしい。そして、開幕戦よりも多い来場者数でシーズン終盤を迎えられるような1年を期待します。

 

マリノスの4/10ガンバ戦、4/13ベルマーレ戦

明治安田J1リーグ 第3節

横浜F・マリノス - ガンバ大阪

(ACL勝ち上がりに伴う日程変更で平日開催)

 

マリノススタメン

FW 村上、ロペス、ヤン
MF 天野、喜田、ナム
DF 永戸、エドゥアルド、畠中、加藤蓮
GK ポープ

 

横浜 2-0 G大阪

シュート(枠内) 横浜12(7) ガンバ22(14)
支配率 横浜53% ガンバ47%
コーナーキック 横浜3 ガンバ12

 

総括:細かい見どころもあるが、何より結果、勝ち方が良かった。

 

マリノスの良かったところ

・勝った
このシュート数とコーナーの差があって0で抑えたのはポープが防ぎまくっていたのと、ディフェンス陣がコースを限定していたのと両方。宇佐美以外には打たれても安心して見ていられた。

 

・植中にゴールが生まれた
フル稼働を続けるロペスもさすがに年間通してはできない。誰がトップを張るのかという問題も含め、植中がこれを機にゴールを決め続けるようになって行ってほしい。ケガでピッチを出ていたエドゥアルドがひっそり戻っていたのもマークに戸惑わせる隠れた好判断。

 

・期待しか持てない2027年入団内定、特別指定大学2年の塩貝
右WGでのファーストプレーでいきなりガンバDF黒川につっかけてバチバチにやり合う。黒川には申し訳ないが、ピカピカの新人がデビュー戦でビビらず爪痕を残す意味でも見逃してやってほしい。次やったら許さなくていいから。

 

ガンバの良かったところ

・宇佐美は本当のプロ。
本当に見ているだけで面白い。開幕の町田戦の直接フリーキックもだけど、宇佐美がボールを持つと何かが起きる期待をしないわけにはいかない。それくらいガンバの中でも抜きん出ている。オフサイドになったけどフリーキックの出しどころもうまかった。

・印象に残ったのは16番鈴木徳真。すごい効いてたし、ポジション取りが上手い。交代か、やったと思ったら出てくる選手がダワンて…ネタ・ラヴィとこの3人が中盤に構えていればガンバが大崩れすることはなさそう。

 

 

 

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明治安田J1リーグ 第8節

横浜F・マリノス - 湘南ベルマーレ

 

 

マリノススタメン

FW 小池裕、塩貝、水沼
MF ナム、榊原、植中
DF 加藤蓮、渡辺泰基、上島、松原
GK ポープ

 

横浜 2-2 湘南

シュート(枠内) 横浜15(10) 湘南17(10)
支配率 横浜54% 湘南46%
コーナーキック 横浜6 湘南3

 

総括:10人になった下位チームに追いつかれてのドローはいただけない。ただし、長い目で見れば今日の試合で活躍の目処がついた選手、自信をつけた選手が生まれたかもしれない。

 

3月30日から中2日、中3日での6連戦、リーグ5試合終えて2勝2分1敗、順位は首位C大阪と勝ち点4差で5位とそこまで悪くはない。
6連戦最後のACL準決勝、17日水曜日のアウェイ蔚山に乗り込むに当たって喜田を始めシーズン序盤のスタメン複数を休ませることにも成功。

 

今季初出場初スタメン小池裕太の左WGは良かった。先制点のCK取る時の、松原のフリーキックから逆サイドの小池裕太→ナム→裕太の抜け出しは良かった。そう言えばこのポジションを左利きがやるの初めて見たから攻め方が変わるのが新鮮だった。ただ、本職がサイドバックとは思えないくらい軽い守備をする時がある。それがなくなればエウベルの2番手は十分狙える。


ナム・テヒが加入後待ちに待ったリーグ戦初ゴールを決めてACL準決勝に臨めるのはプラス。足元は上手いしポジショニングも気が利くので、これを機にゴールも取ってほしい。前節の植中と言いインサイドハーフに得点が生まれると攻撃がうまく噛み合う流れになる。

 

1トップに3日前プロデビューした塩貝、アンカーの位置に榊原というのは驚きだった。

1失点目で榊原と塩貝に触れないわけには行かない。塩貝は1トップとしてファーストディフェンダーの動きが曖昧でボールの奪いどころや追い込みどころが試合が進んでもはっきりせず、結局2列目から植中が前へ動き出し、そこを榊原が埋める形になりポジションにズレが生じアンカーの位置がぽっかり空いたところへ相手GKから一気に縦に付けられたところから失点した。ボールウォッチャー気味にゆっくり戻った榊原の目の前にパスを通されたのも含め、ロペスなら、喜田ならこうはならなかったであろう。

 

と同時に、塩貝は前半20分に先制点を奪う活躍を見せる。他にも触ればゴールというのもあったが日頃から練習しているわけではないチームで結果を出す、1対1では気持ちのこもったプレーを見せる、こんな選手に期待しないわけには行かない。どちらかというと大人しいマリノスの中でこれだけやってくれるのはサポなら大歓迎でしょ。
聞けば慶応大ソッカー部の監督は元マリノスの中町で「慶応の選手の刺激にもなっているから翌日(14日の関東大学リーグ)の試合のことは考えず活躍してこい」という旨の言葉で送り出されているとか。

横浜FM、慶大生FW塩貝健人「勝てなかった原因は自分が決めれなかった…」J1初弾も決定機逸を悔やむ - スポーツ報知

(↑の記事にて中町監督の引用)

 

榊原は開始2分で横パスを相手FWルキアンに奪われた時はまずいぞ、と思ったけどその後攻撃面では一定持ち直す。喜田の代わりは山根でさえ難しいのに初スタメンとしては上出来ではないか。本人も激戦区のポジション争いをしているのはわかっているだろうし、これを機に今後の主力の1人になってユース10番の生え抜きの意地を見せてほしい。

 

上島、松原の逆サイドへの展開も良かった。キューウェル監督になった当初はDFから逆サイドへの展開はあまりなかったように感じる。これがバシバシ決まればウイングの強いマリノスには強烈な武器になるからぜひ続けてほしい。どんなに強い相手でも体の向きが変わり視界が変わる横への揺さぶりは有効だから。

 

 

今日は結果には全く満足していない。なんなら10人相手になに追いつかれてるのって感じ。
しかし、後々振り返った時に今季のマリノスのキーになる試合だったと信じたい。

前節ガンバ戦後に天野が「勝って反省できるのは良いこと」と言っていたし当然その通りなのだが、自信を持つことにつながる選手も複数いそうだし今日は今日でプラスに捉えたい。

 

4月17日、アウェー蔚山に勝って戻って来てくれ。クラブの歴史が変えるぞ。

4/10 明治安田Jリーグ 第9節 北九州 - 琉球

明治安田J3リーグ 第9節

ギラヴァンツ北九州 - FC琉球

 

琉球スタメン

FW 富所、白井
MF 平松、佐藤、岡澤、幸喜、荒木
DF 藤春、鈴木、森
GK パク

 

まさかのスタメン変更2人…(うち1人はGK)
8日間で3試合、その上アウェイ連戦の2試合目なので前節のサブは全員スタメンと思ってました。

 

北九州 2-0 琉球

シュート 北九州12 琉球11
コーナーキック 北九州9 琉球10

 

総括:後半開始直後の流れを続けられずパス回しが落ち着かない時間が長くなり次第に北九州にペースを握られた。

 

まず、白井のPK失敗は仕方ないです。
ただ同時に、5本蹴って決めたのは3本(外した1つは富所が詰めて得点)という事をどう見るか。今日で言うとPK失敗直後に北九州が追加点を取った事を考えると流れが変わったのも事実。いわゆるピンチの後にチャンスありをしっかりモノにされた。
試合後、白井の目に涙が浮かんでいるのを見て「このまま終わる選手じゃないな」と思わせてくれたことを現時点ではプラスに捉えたいです。PKではなくあと一歩速く抜け出して流せば得点という形を目指すような。他の局面では相手の寄せを剥がす動きなどが効いていただけにPKだけフォーカスされるのは悔しい。

 

この試合は琉球で初出場のGKパク・ソンスのパス回しが特に後半になってバタつく場面があり、DF陣が後ろで回す時にGKを経由しにくくなったのも組み立てを難しくさせてしまった印象です。今の琉球のサッカーではGKでも足元の技術を要求されるのですぐにでも慣れていってほしいところではあります。六反と東がレンタル加入であることを考えると来年以降もパクのこれまでの経験は絶対に必要になるでしょう。

同時にこのアウェイ2連戦で六反の存在を改めて痛感しました。後ろから「ラァイン!」と声がかかるだけでなんとなく走っているボールウォッチャー状態から周りを意識するようになる効果があると思います。タイミング的に全てが有用とはならないかもしれませんが、それでも後ろにどっしり構えている状態はDF陣がボール回しを積極的にできるかどうかが変わるほどの効果があると思います。いないことで存在感を感じさせるのもすごいですが。

 

失点シーンはCKをフリーになった相手のヘッドと、カウンター気味に速い攻撃からのオウンゴール

1点目は…完全な対策はすぐにはできないだろうから前半だけで7本もCK(しかも全て同じサイドから?)与えないような守り方を考えるほうが近道なのでしょうか。

2点目はPK失敗をチームで取り返そうとしたところ、コートを大きく使われうまくやられたなという感じ。厳しいことを言うと最後のところで上原が転ばされた対応は軽かったかなぁ、あっさり抜かれたなぁ、らしくないなぁという印象。交代直後のファーストプレーというのを差し引いたとしてもです。まぁでも劣勢であのポジションに交代で入ると試合への入りが難しいのも多分にあるのでしょう。本当にらしくなかった。

 

前節八戸とアウェイ2連戦での勝ち点は1…下位チームだからできれば6を持ち帰ってほしいという願いはもろくも潰されました。というか、八戸も北九州もなんで下位なの?というくらいいいチームだと思いました。北九州は若い選手中心で何かのきっかけで手がつけられなくなるような勢いを秘めていると思わされました。それが今日のホーム初勝利&初の複数得点になるかもしれません。

琉球の次は日曜日に長野戦。出直し、仕切り直しのホームで勝利目指して応援します。

 

-以下、感情-

PK外した後に蹴った白井のとこへ駆け寄って威嚇し続けた北九州のGKは残念。フィールドプレイヤーは熱くなっても笛が鳴ったらすぐに冷静になっていただけに、1人だけ気持ちの見せ方が違うかな…

-感情ここまで-

 

五輪サッカーのオーバーエージ(OA)選定に避けては通れない大会

現在FC琉球で全試合フル出場を続ける藤春廣輝(↑名前の漢字間違えてるぞ)。そのポジションは3CBの左。
以前も書いたけど、琉球でも4バックの左か3バックなら左WBとして上下動を繰り返してくれる感じをイメージしていたので当初は少し意外な使われ方と思った。

 

23年シーズンでガンバでDF黒川の台頭、定着があり試合に出られなくなって移籍という印象はある。逆に言うと1年でいきなり何もできなくなるわけがないという意味で、まだJ1やJ2でできるだろうにJ3琉球によく来てくれたとも言える。

 

記事にある、オーバーエージ(OA)枠として出たリオ五輪は他にも興梠、塩谷とA代表監督ハリルホジッチの意向もありJリーグで活躍していた選手を入れる。
藤春個人は2戦目でオウンゴールをした影響で途中交代、3戦目に至ってはOAであるにもかかわらず出場すらなかった。
(興梠も塩谷も思っていたような活躍はできなかったような印象)

 

記事を読んで、やはりというか藤春本人も想像以上に相当気にしていたと思ったし、試合動画のコメント欄を見てるだけでもやりきれない気持ちになる。全て直接向き合う、受け止めることはどんな人間でもできないだろう。人格の完全否定とさえ言える。(だからリンク貼りません)

 

動画のコメントにもあった「この時がきっかけでOAには五輪経験者という条件が付与されることになった」という意味では必要な過程であったとも思う。
実際、グループリーグを突破した3大会では確かにOAは五輪経験者(ロンドン、東京)と、OAではないが2大会連続出場の中田英と松田(シドニー)がいる。

 

藤春がすでに琉球になくてはならない存在になったのはこの時の経験が活かされているのは間違いない。ゴールを決めたら必ず決めた選手のところに行って一緒に喜ぶし、フォーメーションによってはポジション争いをする若手がゴールした時にはおんぶして一緒に喜ぶとか。職人気質の選手が多い中でチームの輪の中心になっているのかと思うと、1人のFC琉球サポとしてここに至る藤春の全てを肯定して応援したい。

 

改めて、本当にFC琉球に来てくれてありがとう、藤春。
そしてガンバから連れてきてくれたスタッフもお見事。4/24のルヴァンのガンバ戦に行くのがまた楽しみになったよ。沖縄県で初のJ1チームの公式戦がガンバというのが良い。