prairiestreetの日記 その2

スポーツを通じて思うところを書きます

4/7 明治安田Jリーグ2試合 琉球、横浜FM

明治安田J3リーグ
八戸 - 琉球

 

琉球スタメン

FW 富所、白井
MF 高安、佐藤、平松、岡澤、上原
DF 藤春、鈴木、森
GK 東

 

八戸 1-1 琉球
シュート 八戸14 琉球8

総括:複数選手でポジションをいろいろ試している中のアウェイ連戦、夏場以降も上位に食らいつく準備という意味で勝ち点1を前向きに考えたい。

 

八戸は下位チームとは思えなかったです。前からのプレスは琉球を追い込んでいたし、先制点も見事。シュートがことごとくポストに当たるからこの結果になっただけで、内容は悪くなかったと思います。

琉球は失点の形がいつも通りというか、クロスで自分の裏から走り込まれる相手を捕まえられない対応が続いています。おそらく相手チームも深い位置のどの辺りにクロスを狙って、裏からその場所へ走り込むかを徹底的にやっているように見えます。白井のPKで迷わずキッカーから見て左に飛んだのも研究されているのを感じました。
現状得点は取れているけど毎試合のように失点を重ねるのが後々響いてくるのではないかと少し不安になります。

とはいえ、負けていないのもまた事実なので中2日でアウェイ北九州戦もしぶとく戦ってほしいです。

高木、平松、岡澤、幸喜あたりは少し窮屈そうに見える時があるけど今のポジションで良いのでしょうか。ダメならいつでも戻す、くらいで試しているものだと信じたいです。

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明治安田J1リーグ 第7節
神戸 - 横浜

 

マリノススタメン

FW 宮市、ロペス、水沼
MF 山根、喜田、ナム
DF 加藤蓮、渡辺泰基、上島、松原
GK ポープ

 

神戸 1-2 横浜
シュート(枠内)  神戸18(6) 横浜18(10)
ボール支配率 神戸44% 横浜56%
コーナーキック 神戸4 横浜10

 

総括:マリノスにとって価値ある勝利

前半攻められっぱなしでしたが、終了直前にコーナーキックから渡辺泰基、水沼と2連続で神戸のゴールを脅かしたのが結果的に後半の入りに効いたと思います。反撃の兆候は前半最後にすでにあったというか。そこに至るまでの、ゴールキックからつないだ時にナム・テヒが自陣で受けた後にターンで相手ボランチ(扇原)のプレスを剥がして前を向いたのも良かったです。

後半2分、水沼のクロスに宮市が合わせ、GKがはじいたところをロペスが詰める。

後半37分、途中出場のヤン・マテウスペナルティエリア外から見事なコントロールショットで勝ち越し。

クロスとその入り、技術、本当にきれいに決めてくれました。

 

神戸は佐々木→パトリッキの直後に大迫が怪我で交代、その後もGK前川退場で武藤→新井で交代回数を3回使ってしまい、交代枠を2枚使えなかったのは運がなかったとしか言えないですね。守備に強い選手が何人もいたのでなおさら(本多、菊池、井手口)。
ただ、マリサポとしては新井を入れる時に武藤を下げてくれたのはラッキーと思ってしまいました。もちろん宮代も川崎の時より神戸のほうが良いと思いますが、武藤とどちらが怖いかと言われると…

 

佐々木にやられ気味だった松原→小池龍太は復帰戦となり嬉しかったのですが、失点シーンでこぼれ球のバウンドを見誤りボールを奪われたのは軽率に見えて少しいただけなかったです。

天野も余裕がありすぎたのか相手ペナルティエリア付近で判断ミスしてシュートまでいけなかったのがありましたね。

ナム・テヒはキープとターンがとにかくうまく自分が見た中で今日が一番良かったと思います。あとは得点だけ決めてチームをさらに上に引き上げてほしいです。ユン・イルロクティーラトンもそうでしたがチームのためにハードワークしてくれる助っ人は見ていて応援したくなります。

 

19日間で6戦のうち、1勝1分1敗で折り返し。ここからホーム連戦〜韓国行き。ヤンマテウスの「試合がたくさんできるのは嬉しいこと」というのを心強いと思うと同時に形を作り上げていければいいなと思いました。

 

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3/30 明治安田J3リーグ 第7節 琉球 - 富山

明治安田J3リーグ 第7節

FC琉球 - カターレ富山

 

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今日は先着1500名にジンベーニョのサンシェード配布があり、無事もらえた!


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時間に余裕があったのでスタジアムをグルっと回ってたらこんなパネルが。
普段見てないけど毎回選手は変わるのでしょうか?

 

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沖縄ではよくあるのですが、天気予報では開始2時間前くらいに試合中ずっと土砂降り予報になっていたのですが、結果的に雨は開始前にパラつく程度でした。サンシェード置きに一度車に戻らなくてもよかったです。

 

 

琉球スタメン

FW 富所、白井
MF 高安、佐藤、平松、岡澤、上原
DF 藤春、鈴木、森
GK 六反

 

前節得点した岩本、アシストした吉本はおらず。
今日のワンボランチは岡澤ではなく平松が担う布陣。
来週末から8日間で3戦戦うので底上げの意味でもいろいろ試しておきたいのでしょうか。

 

結果:

琉球 3-1 富山

シュート(前半) 琉球14(5) 富山13(8)

 

総括:勝ちはしたが手放しで喜べない。

 

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富山は2階席からでも明らかなほど選手たちの体格が頼もしく、力強いプレーを見せています。一方、琉球の選手たちは体格に勝る相手に対して苦戦しており、対人戦では富山に力で圧倒される場面も目立ちます。

 

攻撃では富山は常に前線に当ててくるわけでもなく、比較的狭いスペースでもボールを繋ぎながら展開してくるため、非常に厄介な相手です。また、4-4-2のブロックも堅実で、琉球は攻めあぐねる状況に追い込まれます。


前半良かったのは33分に上原が相手の右から上がったクロスを左から相手が中に折り返そうとしたところ至近距離で頭に当ててコーナーに逃げたこと。ちゃんと裏の相手の確認ができていたのはさすがの一言です。あれを中に落とされていたら相手の10番レイリアに決められて一方的な展開になっていたかもしれないと思うと恐ろしい場面でした。

 

富山の27番、吉平は攻守で顕著な存在感を示し、キャプテンとして素晴らしいプレーを見せました。彼は常に得点を考え、チャンスがあれば積極的にシュートを打つ姿勢が目立ちました。特に得点シーンでは、六反が反応できないほどの速いテクニカルなミドルシュートを披露しました。

さらに、11番の松本も注目に値する存在です。彼は体格に恵まれながらも、単にフィジカルだけに頼らず、高い技術と緻密なプレーでチームを支えています。J2はもちろん、ゴールを取りまくれば夏にJ1にも狙われそうです。

引き抜きといえばYS横浜のGK児玉、3/24にJ1札幌に引き抜かれましたね。セービングも足元もポジション取りもいいGKだっだので控えの補強ではなくミシャの下で大化けするのを楽しみにしています。

児玉にも触れているYS横浜戦の記事です。

3/20 明治安田J3リーグ 第5節 琉球 - YS横浜 - prairiestreetの日記 その2

 

 

 

ハーフタイム明けのキックオフも何人か準備できてないまま始まるし立ち上がりが不安…しかし、試合は意外な展開に。

後半3分、鈴木の鋭い縦パスに白井が抜け出すと後ろから倒される形になりPKを獲得。白井のPKはキーパーに止められるもこぼれ球を富所が完璧なタイミングで蹴り込みます。白井が蹴る瞬間にトップスピードでエリアに入り、かつボールがバウンドする直前で叩きつけて蹴る辺り本当にプロの職人技、お手本のような動き出しでした。

 

その後すぐ相手に退場者が出た時にキーパーにもイエローが提示されていた場面、あれは笛が吹かれて納得できなかったキーパーがボールを琉球のベンチ側に蹴り出した事が抗議の意志と取られたためと思われます。遅延ではないはず。これは線審かな?本当によく見ていた正にプロの仕事と言って良いでしょう。スタンドからならまだしも平面で見てても見逃さなかったのは驚きました。

 

-ここから少し感情入ります-

 

後半35分、ボールのバウンドを見誤った森が相手9番に入れ替わられシュートを打たれる。

後半47分、相手が中で抜け出しGK六反と1対1になる。

はっきり言ってこの2つのプレーで追いつかれていても不思議じゃないくらいフワッとした場面だった。

特に後者では、藤春は裏に相手がいることに気づいておらず、後ろにいた今日はウイングバックで交代出場の高木は相手が視界に入っているのにマークに行けていない。慣れないポジションとはいえ、途中出場ならあそこは藤春の裏をケアする意味でも18について行きプレッシャーをかけないといけない。六反がうまくコースを消したから良かっただけでめちゃくちゃ危ないシーンだった。

裏への対応は前半の上原がいかにすごかったかを痛感したし、なんなら前節沼津戦では川又がヘッドする際その裏に走り込んでいた相手に高安が最後までついて行っていた。

事程左様に裏を見ながら動くのはプロでも慣れていないと難しいわけだから、相手を裏から見ている選手がその相手の前に出るくらいのプレスをかけるか、声で裏にいることを気づかせなければいけない。それも短い表現で伝わるように。「ハル、裏見ろ」でも長いと思う。

数的有利や残りわずかな時間で集中力が続かないとしたら強い相手や上位カテゴリーでは見逃してもらえないぞと思った。現に松本戦では後半50分に、沼津戦では後半43分に失点しているわけで、これが結局勝ち→分け、分け→負けになっている。勝ち点3の差だ。ルヴァンの藤枝も47分にバー直撃のシュート打たれたよね。今日もたまたま決められなかっただけで10人相手にこれではJ2上がっても残留どころかそもそもJ2昇格もできないだろう。とにかく、残り5分あたりからの失点癖はなくさないといけない。
全然望まないけど、4/24のルヴァンカップで控え中心のガンバ相手にそれを見せつけられる気がしてならない。0-0で耐えていたけど最後押し切られて結局0-1とか。

 

-感情ここまで-

 

無事勝利。

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この試合のMAN OF THE MATCHが高安と聞いて嬉しかったです。彼の決勝点もワンツーからの見事な抜け出しとシュートだったけど、前半に相手の裏、縦、中へと動き出しを何度も試みていた事、実際仕掛けて相手の16番末木がイエローを受けたのが後半2枚目のイエローにつながった事が間接的に勝利に貢献していたので高安で文句なしだと思います。

 

 

次回タピスタは4/14長野戦。もちろん現地で勝利のため応援します。

その前に4/7日曜日八戸戦、、4/10水曜日北九州戦とアウェイの連戦…現状は下位チームだけにしっかりと勝ち点、できれば6取って帰ってこれるような結果を期待します。

 

藤春が高安をおんぶするのいい!よくこれをサムネにしてくれた!

3/24 明治安田J3リーグ 第6節 沼津 - 琉球

明治安田J3リーグ 第6節

アスルクラロ沼津 - FC琉球

DAZNにて観戦

 

琉球スタメン
FW 野田、富所
MF 吉本、佐藤、岡澤、岩本、上原
DF 藤春、鈴木、山内
GK 六反

 

4日前のホーム戦から2人変更。正直意外でした。7人入れ替えた4日前ではなく一週間前の相模原戦のスタメンに近いと思っていました。

今季初出場初スタメンの岩本はDAZN内で「U-15からU-17時代は年代別代表の常連」と解説されて期待が高まりました。岩本は2年目にしてプロ初出場?後半から出場するDF森とは筑波大学からの同級生でもあるとのこと。

 

沼津 2-1 琉球

シュート数 沼津23 琉球10

FC琉球は今季初黒星。岩本が先制点、吉本は2試合連続のアシストと攻撃で良い流れを見せました。前半1-1でアディショナルタイムにボールを奪ってから人数かけて攻め上がるところからも、同点のまま後半を迎える気はないと闘志を感じさせました。得点には結びつきませんでしたが、良い場面だと感じます。

 

総括:悔やまれる敗戦。結果論ですが、選手交代で先手を打つのが早すぎたという印象。

 

琉球前半は良くも悪くも野田の日でした。

前線でタメを作り、チーム全体を押し上げる力になりますし、25分の得点シーンも野田経由で展開、17分には惜しいボレーもありました。
得点後29分には相手のパスミスから抜け出してキーパーと1対1になった時にドリブルが大きくなってクリアされてしまい、次のプレーから相手CKにされそのコーナーでは野田の上から走り込まれた相手にヘディングで同点弾…止まって待たずボールに向かってクリアしようとしていれば失点は防げたと思いました。
ピンチの後にチャンスあり、沼津からしたらあわや失点→得点に変えたチーム全体の好調さが表れていた一連のシーンでした。
野田にはこれを引きずらないでほしいと思っていたら、直後、やや強引に自らシュートを放つシーンがあって安心しました。自分で取り返す感じが画面越しにも伝わってきたし、当然ピッチにいた仲間にも伝わったと思います。本人の気持ちもリセットできたはず。

 

ハーフタイムで琉球は3枚替え。野田、富所、山内 → 白井、庵原、森

これはどうなんだろう…3人ともそんなに悪くなかったし、逆に沼津からしたら野田が下がったのはむしろラッキーくらいだったんじゃないかなとさえ感じます。
確かにFWを同時に変え違う攻め方をするのは効果的だと思いますが、ハーフタイムでは一旦気持ちがリセットされるわけで相手もある程度構えることができるから変えるなら前回同様残り30分とかで良かったのでは。

何より、後半45分残して交代枠があと2枚になってしまうのは流れを変えるのが難しくなってしまうのではないか…というところを沼津に看破されたような流れになってしまいました。
琉球のメンバー構成を見ても少なくとも野田か(今日は出番なしの)平松のどちらかがピッチに立っているようにしたほうが良いと思う。

 

実際、琉球が交代枠を使い切った後の後半残り10分で沼津は川又、斎藤と元日本代表の2人を出して攻撃の起点を右の津久井→左の斎藤に変えました。その斎藤のクロスを川又がヘッド、こぼれたところを押し込まれる流れ。選手交代ができず、アウェイ、連戦プラス体力的に厳しい時間帯で違いを見せる選手が出てくるとやはり持ちこたえられなかったように見えてしまいました。


-ここから少し感情入ります-

 

失点シーンは守る人数が足りているのに川又がフリーになっていた。これは後ろにいた藤春が体を寄せる必要がある。
ボールに3バック右の森がつき、真ん中の鈴木は後ろに川又がいるのを確認はしたものの、ニアに走り込んだ選手につられてしまう形になり川又がフリーになった。そして川又に合わせてこぼれ球を最後はニアに走り込んだ選手に決められている。

鈴木は中途半端なポジション取りになっていたし藤春もニアに走り込む選手を確認できていれば鈴木の代わりに川又の前に出る、最悪フリーで打たせないところまではできた。体を当てるだけでも川又にコースを意識させることであんなに頭を振り切ることはできなくなるのでやってほしかった。藤春の裏、ファーから走ってきた相手には高安がきっちり付いていただけに鈴木と藤春のポジション取りは悔やまれる。

細かいことを言えばその前段階としてそもそも白井のボールを失う形も場所も悪いし、奪われた後にボール近くに岡澤と上原がいるならどちらかは寄せなきゃダメだし相手の左に出してきた際に森が出るなら上原がニアをケアする必要はある。でも後半43分で全員それを忠実にやれというのも難しい。更に言うと押し込まれている状況なのに選手交代で流れややり方を変えられないのも痛い。

選手交代ができないなら両WBの上原、高安も割り切って5-3-2にして、奪ったら白井か庵原めがけて大きくクリアしてカウンターでも良かったのでは。中は岡澤、佐藤、高木と強度も十分、外も中も固めてドローに持ち込む…打つ手がなかったわけではないだけに非常に悔やまれる敗戦だった。

藤春はね…ホーム開幕戦の山雅のときも、最後追いつかれた時、ヘッドした選手についていかずにゴールをカバーしていたんだよね。これはクセというか、おそらくガンバではマンマークに付くことがなかったんじゃないかなと思う。3バックをやるなら今後ここは技術より意識を改善してほしいところではある。

 

-感情ここまで-

 

しかし、今シーズンは改善の余地がある点を繰り返さず修正している印象があります。ここからズルズル行かないためにも、次のホーム富山戦ではしっかりと勝ちにいきたい。当然私もスタンドから応援します。

 

3/20 明治安田J3リーグ 第5節 琉球 - YS横浜

明治安田J3リーグ 第5節
FC琉球 - Y.S.C.C.横浜

Y.S.C.C.横浜スポーツ&カルチャークラブの略とのことです。

 

【公式】琉球vsYS横浜の試合結果・データ(明治安田J3リーグ第5節:2024年3月20日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

 

 

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暑くない今のうちに全ての席を体験しようということでメインSB自由席に。
グラウンド全体が見渡せるから分析目的とかメモ取りながらならこれくらいの立体感が良いかもしれません。

本日は北風6-7mの強風で、気温は18℃、湿度は25%という状況でした。沖縄では風が強く吹くと日差しが強くても湿度が低くなり、体感としてはかなり寒く感じることがあります。実際、スタンドでは日当たりが良くても上着を着る人が散見されました。

 


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3/18がジンベーニョの誕生日らしく、場外イベントではジンベーニョの誕生日パーティーが開かれていました。かわいすぎる…

なおこの後試合に出ないパク・ソンス、幸喜、チョ・ウンスの3人が登壇してトークがありました。幸喜は今日高校の卒業式でしたと聞いて、高校年代と知っていても卒倒しそうになりました。未来は明るいぞ。

 


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また、ジンベーニョが名刺を自ら配るという謎のイベントも開催。ボンバーズ(FC琉球のチア)の子たちと一緒に配っていました。彼女たちはかっこいいというイメージだったのですが、近くで見るとめちゃくちゃかわいかったです。

 

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ジンベーニョと一緒に写真を撮ってくださいとどうしても言えなかったので名刺を持ちながらセルフ。大人になってしまったとすでに後悔してるので次チャンスがあれば絶対撮ってもらおうと思います。

駐車場からこの帽子被って歩いて来ると、今までの来場で一番テンション上がりました。もはやタピスタは1人で来れる夢の国で、試合はイベント、ジンベーニョが主役、選手やボンバーズはキャストという感じに近いです。我ながらジンベーニョおじさんという感じです。被り物や仮装をするとなぜテンションが上がるのかは自分でもよくわかりません。間違いなく断言できるのは、ここで会社の人には絶対に会いたくないということです。

 



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選手入場時のハイタッチと、場内一周に初めて参加しました。興味深かったのは、キャラ的にあまり乗り気でなさそうな選手のほうが、意外にもしっかりとハイタッチしてくれた印象でした。

 

FC琉球スタメン

FW 富所、野田
MF 吉本、佐藤、岡澤、小川、上原
DF 藤春、鈴木、山内
GK 東

 

3日前のアウェイSC相模原戦から7人を変更。佐藤、岡澤、藤春、鈴木は継続し、佐藤は後半ロスタイムに交代とは言え4人ともほぼ2戦連続フル出場。次4日後にホームで強いと言われているアウェイのアスルクラロ沼津戦はどうなるか。

 

 

試合結果

琉球 2-1 YS横浜

DAZN琉球は「J3で一番クロスが少ない」と言っていたが、今日はクロスから2得点。PKで1点返されるも逃げ切り。

 

 

以下、雑感

 

鈴木は、野田が倒れた際に岡澤が外に出した相手のスローインで、ボールがキーパーに返ってきた際に試合中にも関わらずちゃんと拍手をしていたことに感心しました。彼は本当に素晴らしい選手です。

交代出場の庵原は徐々にフィットしてきているようで、見るたびに周りと連動、動きが合ってきている印象です。途中から出てきてあれだけ走って来られると相手DFにとっては嫌な存在になると思います。

 

東は試合開始直後のシュートや前半のフリーキックからのヘディングなど、素晴らしいプレーを見せました。六反とのポジション争いが盛り上がっていきそうです。なお試合前の屋外ステージでは、GKパクソンスが六反を「優しい人」と評しており良好な関係が築かれているようです。

 

藤春は本当に優れたプレーヤーです。加入当初はウイングバックで上下動を繰り返す役割と勝手に思っていましたが、3CBの左配置にもはや違和感を感じません。足元は相変わらず上手く左から攻める際の起点にしっかりなっていて、守っては初速が速く簡単に抜かれず、繋ぐのが危ない場面ではセーフティーに外へクリアなど、本当にベテランならではの上手さ、読みがあります。全体の運動量はかつてほどではないかもしれませんが今日もフル出場を果たしました。たぶん沼津戦も当然のようにスタメンでしょう。

 

富所は今季リーグ初出場初スタメンで、前半15分で今季初得点。在籍13年目の琉球の象徴が決めた事はサポーターみんな喜んでました。キープ力も圧巻、いるといないでは戦術が変わるほどの存在感を見せつけてくれました。先発の野田と2人はしっかりとタメの時間を作ることができるので非常に落ち着いて戦うことができていたと思います。

そして代わって入った白井も、新エースと言わんばかりの追加点のボレーシュート。巻いてくるクロスのコースを変えるように打つ技ありシュートはこれもまた見事で、個人的に今までで一番決めて嬉しかったゴールでした。本当にJ3得点王を狙えるかもしれません。

 

 

YS横浜の50番、中里はボールのあるところに常に顔を出し、戦術的に重要な役割を果たしているように思われます。しかし、攻守の負担が彼だけにちょっと偏っているようにも見えました。

 

キーパー児玉は身長175cmですが、遠目には非常に大きく見えました。彼は足元もうまく最終ラインまで上がって来て組み立てに参加、両足を同じように扱いミスもしない、その上安定感があり素晴らしいキーパーだと感じました。彼がいなければ得点差がもっと広がっていたかもしれません。

 

 

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ついにリーグ戦今季初勝利!!


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ジンベーニョの誕生日を勝利で祝えてよかったです。

 

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3/17明治安田Jリーグ2試合

明治安田J3リーグ 第4節

SC相模原 - FC琉球

 

 

相模原0 - 0琉球

シュート 相模原8 琉球6

 

両チームとも攻撃時3-5-2、守備時に5-3-2になる堅い試合運び。

前半は相模原ペースで、19分に六反の飛び出しをかわされたのはやられたと思ったがポストに救われる。相模原はその後の13番吉武の押し込みは決めなきゃダメかな、とは思った。13番は相模原で一番印象に残った選手だったけどここだけは悔やまれる。琉球にとってはラッキーとしか言えない状態。

 

 

琉球スタメン
FW 白井、高木
MF 幸喜、佐藤、岡澤、平松、高安
DF 藤春、鈴木、増谷
GK 六反

 

 

琉球も藤春が上がったら幸喜や岡澤がカバーに入ったり、岡澤が外に開いたら佐藤が中に入るなど守備の動きは概ね良かった。相手の96番ブルーノ・サントスに対してもオフサイドを取りに行ったりラインコントロールも良い。だが危ない場面はパスのズレや目測の見誤りから来て、16分、19分とカウンターでゴール前まで迫られてもいる。

60分のカウンターは平松が右コーナーまで戻ってフリーで上げさせなかったのが良かった。

66分相模原のFKも六反が連続セーブで防いでくれた。

 

FC琉球のイメージとして、後ろで回してからどこで攻撃のスイッチを入れるかが定まらず攻めあぐねていた印象。後ろで回すのは多少のプレスが来てもできてるのはいいんだけど無理に前に蹴らされ相手ボールになる場面も散見された。

セーフティに行くところは行く、とも言えるけどピンチになる時はなるから前線の預けるポイント、例えば白井が逆サイドからボールサイドに斜めに走ってそこに出すとか、少し降りてきた高木にあてて平松とウイングバックでフォローするとか…じゃないと1点取られたらもうベタ引きの相手を崩せなくなりそう。ウイングバックは毎試合交代前提として、両サイドともに攻め上がりファーにクロス、とかできないかな。反対側のゴールエリアに向けてクロスを上げて逆サイドから走り込むような形で。相模原のブルーノが基本ファーサイドで構えて琉球の選手の背中から仕掛けるように動いていたあんな感じ。高安怪我から戻ったなら新しいバリエーション組めそうだけどね。

 

でも、アウェーで上位チームに負けなかっただけでも今は十分。今季初出場の選手もいる中で徐々に良くなっていく感じは継続してる。次は20日、ホームで連戦だけど昨年来久々のリーグ戦勝利を期待して観戦に行こうと思う。

 

 

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明治安田J1リーグ 第4節

京都サンガF.C - 横浜F・マリノス

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京都2 - 3横浜

ボール支配率 京都44% 横浜56%
シュート数(枠内) 京都18(10) 17(12)
コーナーキック 京都8 横浜8

(シュート数京都のほうが上なんだ…)

 

雨の強い中、京都に前半8分、横浜に後半19分レッドカードが出る。しかし退屈なボール回しはなく、マリノスは攻撃の手を緩めず、京都も全くあきらめない。京都は80分以上10人なのにマリノス相手にシュート数で上回るという恐ろしいパフォーマンスを見せた。試合後の京都チョウ・キジェ監督が「選手がこんなにたくましくなったんだ」「10人になっても球際、走力は引けを取らずむしろ上回ったのでは」と言うくらい京都の選手たちは戦ったし、結果は負けでもサポーターも大きな拍手、これを続けていれば京都はこれからもずっとサポーターに愛されるクラブになるだろうし、試合の最後の最後に運を引き寄せるような動きをボールの方からするんじゃないか、そう思うくらい見ていて素晴らしいチームだと思った。湘南時代の浦和相手に杉岡のゴールが認められずそれでも後半2-0からひっくり返した試合が常にチラついていたよ。本当にいいチームでした。

マリサポとしてはっきり言いたいのは、前半2-0になっても全く安心できなかったし、いつでも追いつかれる危険があると思って見てた。つまり、やることがはっきりして愚直に繰り返す京都が本当に怖かった。ただ、これからと流れの時に前半が終了したのはラッキーだった。前半ボールキープ率は京都52%よ?30分以上10人よ?

 

マリノススタメン

FW エウベル、ロペス、水沼
MF 渡辺皓太、喜田、植中
DF 永戸、エドゥアルド、上島、松原
GK ポープ

 

京都の5番アピアタウィアは失点シーンのミスを引きずったまま退場しちゃったね。でもその後マリノスは数的優位で逆に焦りというか攻め急ぐようでうまくいかない感じがずっとしてた。少しでも気の抜けたプレーをしたらすぐに奪われるような絶妙な間合いを取られ続け、結局後ろでパスを回し続けるだけになってしまう感じ。攻撃時はともかく守備時は1人多い感じは全くと言っていいほどしなかった。2点目はエウベルの緩急をつけた突破からクロス、水沼打つと見せてロペスに折り返し、と見事だったけどね。

後半、相手選手が1人怪我で交代したすぐ後に3点目を決めてこれで心を折ったかと思いきや全然変わらない…むしろポープが退場してしまい10対10になる状態。

でも、ポープのあれはやっぱり退場じゃないんじゃない?ポープは接触時背を向けてるし足上げてないし、映像によっては京都の2番福田がシミュレーションで退場を誘ったようにさえ見えた。主審というよりはVAR担当が確認させなかったし人数の帳尻合わせ的なのがあったんじゃないの?と。

でも、↑にちらっと書いた運を引き寄せるという意味でこの(あえて書くけど)ミスジャッジがあったから後半39分、上島のミスを逃さなかった17番安齋のシュートは大きく外れてくれちゃったのかな、とも思った。あそこで外されるのは何かの力が働いたようにしか見えなかった。

 

まぁ何にせよ中断期間に入る。キューウェルがどうやって手を加えてくるか見もの。攻撃の時にたまにロペスが下りてくるのが思いの外効いてるから続けてほしいし、逆に両ウイングは守備はあまりせず基本は後ろの5人、てのがいつまで続くのか…その割にはインサイドハーフに入るのは渡辺皓太と山根という、ベンチにいる選手よりは守備的な選手を使うし…

30日にアウェイの名古屋を皮切りにACLまで水土6連戦、名古屋川崎神戸ガンバ湘南蔚山…タフな戦いが続くなぁ。前半戦の山場だなこりゃ。そりゃ全部勝ってほしいけどまずは蔚山に勝つことを逆算してこの日程を総力戦で挑んでほしい。

 

 

 

3/16 ヤングなでしこ - U-20女子朝鮮民主主義人民共和国

ヤングなでしこが3連覇しているこの大会、その相手は常に北朝鮮(と、書きます)、つまり3連続準優勝。アジアの女子サッカーを見る上では昔も今も絶対に避けては通れない相手。

 

結果は

日本1-2北朝鮮

ボール支配率 日本44% 北朝鮮56%

シュート(枠内) 日本11(3) 北朝鮮14(8)

コーナーキック 日本4 北朝鮮8

 

前半はほぼ互角に見えたし、日本の技術対北朝鮮のフィジカルが見事なくらい発揮されていた。しかし後半15分くらいから徐々に北朝鮮がペースを握り始め、そこからは日本は防戦一方になった。延長を意識したのか受けに回った後半40分でクロスから失点。

 

良かったところ

・キーパーの鹿島は前半5分、後半30分のセーブを筆頭によく防いでいた。2失点はボールウォッチャーになったDFの裏を取られた形でどちらも勢いよく飛び出してきたので難しい。

・得点シーンで23番久保田が前を向いた時、なぜゴール前(左側)の13番辻澤に出さず右に展開したのかと思ったが、右で受けた14番土方がクロス、中で辻澤が合わせるという相手のDFを揺さぶった見事なものだった。

・5番大山、8番角田の両ボランチは効いていた。この強度が90分続かなかったことは次への持ち越しにしよう。2人が効いている間は中でやられる感じはなかった。

・6番の佐々木は左足の技術が本当に高い。だから後半アディショナルタイムでシュートが枠の外に行った時に万事休すと思っちゃったよ。これだけ猛攻にさらされてよくそこまで走っていた、とも思った。

・総じて、伸びしろがあるメンバーばかりだと思った。なでしこJAPANの未来は明るいぞ。この年代でなでしこデビュー済みの藤野と古賀なしでもこれだけやれるのなら。ちなみに13番の辻澤の叔父さんが本山雅志、8番角田の兄は角田涼太朗と聞き今後も応援に力が入る。

 

 

良くなかったところ

・わかっちゃいたけどフィジカルに差はあった。前半から割と球際勝負が多かったから中2日で試合が続くと疲れが技術に及び…最後に差が出るのはフィジカルになっちゃうかなとも思った。走り負けているのではなく、接触時の強度の差。

・負けているのなら交代カードは使い切ってほしかった。 

 

この負けは相手の喜び方を見てもめちゃ悔しいけど、これが将来活きることを楽しみにしてます。日本の女子サッカーはおもしろいし、そのひたむきさは応援したくなる。

3/13 ACL準々決勝 横浜 - 山東

マリノスACLになって史上初のベスト8進出。
準々決勝の相手はグループリーグ2戦2勝の中国、山東泰山。

第1戦のアウェーは2−1で勝利。とにかくアフターで削られまくったイメージ。
今日引き分け以上で、勢いそのままベスト4に残れるか。

 

結果は1-0。
A・ロペス様々と唸らされたゴールだった。

ベスト4進出。クラブの歴史を更新し続けている。

 

FW エウベル、A・ロペス、ヤン・マテウス
MF 植中、喜田、渡辺皓太
DF 永戸、エドゥアルド、上島、松原
GK ポープ

 

前半は動きも内容も手堅いもので、山東もそこまで食らいついては来ない。43分にヤン・マテウスが太もも裏を痛めて宮市に交代。これが同じポジションの水沼じゃなかったのが結果的に後半のメンバー構成上非常に大きな意味を持った。

後半2分で永戸が2枚目のイエローで退場、山東の猛攻撃が始まる…が、すぐに選手交代で植中→渡辺泰基、エウベル→山根とする。先制点だけは与えたくない中で逆にやることが明確になり、

FW ロペス
1.5列目 宮市
ボランチ 渡辺皓太、喜田、山根
DF 渡辺泰基、エドゥアルド、上島、松原

の形で、2列7人のブロックで構え、ロペスと宮市が幅を使って動き縦に仕掛ける形に。

 

現にロペスが独力で突破を2回も見せ、相手ゴールに迫ったことで相手は常に2-3人残る形になり少なくとも守備時には数的不利を感じることは少なかった。
そして耐えて耐えて右サイドからの攻撃で宮市が2人を引き付けて間を通したパスを山根が中に入れロペスのボレーでマリノス先制、決勝点に。

苛立ちを隠せない山東はラフプレーこそないものの後半38分に28番が宮市に足をかけたのがDOGSOとなり退場、10人対10人となりほぼ勝負あり。最後の山東ペナルティエリア左からのフリーキックもエース9番がマリノススローインにしてしまうほど明後日の方向に飛ばしてしまい万事休す。

 

良かったところ

・GKのポープが今日は特に大当たりで安心して見ていられた。上島、エドゥアルドも今日は本当に安心して見ていられた。後半途中から、少なくとも崩されてやられる感じは全くしなかった。数的不利でもラインコントロールもしっかりとやり続け、オフサイドも取れている。

・得点シーンは相手の交代選手のフワッとした感じを見事に突いた。ロペスの前にいた67番はこの2分前に交代で入ってきたんだけど、まず左サイドバックに入って、ロペスに抜かれそうになって反射的にユニフォームを引っ張ってファウル取られて、その後右と入れ替わっていて試合に入れておらず完全にボールウォッチャーになっていた。山根が蹴る前に一つ動きを見せ相手4番が外されかけたことにより余計ボールに気を取られ、後ろのロペスに全く気づかずにやられていた。この一連の隙を突く動きは本当に見事。

 

悪かったところ

・永戸は全体的に軽かった。植中やエウベルが中から左に運んだ時に縦に行かず開いて足元で受けようとするばかりで怖くない。縦に中に動く右の松原とは対照的。その上で退場までしては次出られない意味でももったいない。まだ本調子でないというよりキューウェルのサッカーを理解できていないのではないかとさえ思った。これなら攻撃的に加藤蓮、守備的に渡辺泰基でいいよ、となってしまう。マリノスがあらゆるレギュレーションで上に行くために永戸のプレースキックと攻撃力は絶対に必要だからとにかく上げてきてほしい。これで終わりじゃないだろうと信じてる、マジで。

 

聞けばレッズがACLを取った翌年はガンバ、鹿島と日本勢がACL連覇しているそうな。今年もぜひ続いて、4チーム目のJクラブになってほしい。そろそろ甲府みたいに、首都圏のJサポのみなさんが各チームのユニフォーム着て日産のゴール裏にホームで集まらないかなぁと期待してる。

 

マリノスに来る前の中国でのプレー経験から「中国のチームはボールを持ってプレーするのは慣れていないので、前掛かりになって必ずチャンスが来るとエウベルやエドゥアルドに伝えていた」と。この試合、ロペスが過去最高に頼りになると思った試合だった。