prairiestreetの日記 その2

スポーツを通じて思うところを書きます

3/24 明治安田J3リーグ 第6節 沼津 - 琉球

明治安田J3リーグ 第6節

アスルクラロ沼津 - FC琉球

DAZNにて観戦

 

琉球スタメン
FW 野田、富所
MF 吉本、佐藤、岡澤、岩本、上原
DF 藤春、鈴木、山内
GK 六反

 

4日前のホーム戦から2人変更。正直意外でした。7人入れ替えた4日前ではなく一週間前の相模原戦のスタメンに近いと思っていました。

今季初出場初スタメンの岩本はDAZN内で「U-15からU-17時代は年代別代表の常連」と解説されて期待が高まりました。岩本は2年目にしてプロ初出場?後半から出場するDF森とは筑波大学からの同級生でもあるとのこと。

 

沼津 2-1 琉球

シュート数 沼津23 琉球10

FC琉球は今季初黒星。岩本が先制点、吉本は2試合連続のアシストと攻撃で良い流れを見せました。前半1-1でアディショナルタイムにボールを奪ってから人数かけて攻め上がるところからも、同点のまま後半を迎える気はないと闘志を感じさせました。得点には結びつきませんでしたが、良い場面だと感じます。

 

総括:悔やまれる敗戦。結果論ですが、選手交代で先手を打つのが早すぎたという印象。

 

琉球前半は良くも悪くも野田の日でした。

前線でタメを作り、チーム全体を押し上げる力になりますし、25分の得点シーンも野田経由で展開、17分には惜しいボレーもありました。
得点後29分には相手のパスミスから抜け出してキーパーと1対1になった時にドリブルが大きくなってクリアされてしまい、次のプレーから相手CKにされそのコーナーでは野田の上から走り込まれた相手にヘディングで同点弾…止まって待たずボールに向かってクリアしようとしていれば失点は防げたと思いました。
ピンチの後にチャンスあり、沼津からしたらあわや失点→得点に変えたチーム全体の好調さが表れていた一連のシーンでした。
野田にはこれを引きずらないでほしいと思っていたら、直後、やや強引に自らシュートを放つシーンがあって安心しました。自分で取り返す感じが画面越しにも伝わってきたし、当然ピッチにいた仲間にも伝わったと思います。本人の気持ちもリセットできたはず。

 

ハーフタイムで琉球は3枚替え。野田、富所、山内 → 白井、庵原、森

これはどうなんだろう…3人ともそんなに悪くなかったし、逆に沼津からしたら野田が下がったのはむしろラッキーくらいだったんじゃないかなとさえ感じます。
確かにFWを同時に変え違う攻め方をするのは効果的だと思いますが、ハーフタイムでは一旦気持ちがリセットされるわけで相手もある程度構えることができるから変えるなら前回同様残り30分とかで良かったのでは。

何より、後半45分残して交代枠があと2枚になってしまうのは流れを変えるのが難しくなってしまうのではないか…というところを沼津に看破されたような流れになってしまいました。
琉球のメンバー構成を見ても少なくとも野田か(今日は出番なしの)平松のどちらかがピッチに立っているようにしたほうが良いと思う。

 

実際、琉球が交代枠を使い切った後の後半残り10分で沼津は川又、斎藤と元日本代表の2人を出して攻撃の起点を右の津久井→左の斎藤に変えました。その斎藤のクロスを川又がヘッド、こぼれたところを押し込まれる流れ。選手交代ができず、アウェイ、連戦プラス体力的に厳しい時間帯で違いを見せる選手が出てくるとやはり持ちこたえられなかったように見えてしまいました。


-ここから少し感情入ります-

 

失点シーンは守る人数が足りているのに川又がフリーになっていた。これは後ろにいた藤春が体を寄せる必要がある。
ボールに3バック右の森がつき、真ん中の鈴木は後ろに川又がいるのを確認はしたものの、ニアに走り込んだ選手につられてしまう形になり川又がフリーになった。そして川又に合わせてこぼれ球を最後はニアに走り込んだ選手に決められている。

鈴木は中途半端なポジション取りになっていたし藤春もニアに走り込む選手を確認できていれば鈴木の代わりに川又の前に出る、最悪フリーで打たせないところまではできた。体を当てるだけでも川又にコースを意識させることであんなに頭を振り切ることはできなくなるのでやってほしかった。藤春の裏、ファーから走ってきた相手には高安がきっちり付いていただけに鈴木と藤春のポジション取りは悔やまれる。

細かいことを言えばその前段階としてそもそも白井のボールを失う形も場所も悪いし、奪われた後にボール近くに岡澤と上原がいるならどちらかは寄せなきゃダメだし相手の左に出してきた際に森が出るなら上原がニアをケアする必要はある。でも後半43分で全員それを忠実にやれというのも難しい。更に言うと押し込まれている状況なのに選手交代で流れややり方を変えられないのも痛い。

選手交代ができないなら両WBの上原、高安も割り切って5-3-2にして、奪ったら白井か庵原めがけて大きくクリアしてカウンターでも良かったのでは。中は岡澤、佐藤、高木と強度も十分、外も中も固めてドローに持ち込む…打つ手がなかったわけではないだけに非常に悔やまれる敗戦だった。

藤春はね…ホーム開幕戦の山雅のときも、最後追いつかれた時、ヘッドした選手についていかずにゴールをカバーしていたんだよね。これはクセというか、おそらくガンバではマンマークに付くことがなかったんじゃないかなと思う。3バックをやるなら今後ここは技術より意識を改善してほしいところではある。

 

-感情ここまで-

 

しかし、今シーズンは改善の余地がある点を繰り返さず修正している印象があります。ここからズルズル行かないためにも、次のホーム富山戦ではしっかりと勝ちにいきたい。当然私もスタンドから応援します。