prairiestreetの日記 その2

スポーツを通じて思うところを書きます

マリノスの4/10ガンバ戦、4/13ベルマーレ戦

明治安田J1リーグ 第3節

横浜F・マリノス - ガンバ大阪

(ACL勝ち上がりに伴う日程変更で平日開催)

 

マリノススタメン

FW 村上、ロペス、ヤン
MF 天野、喜田、ナム
DF 永戸、エドゥアルド、畠中、加藤蓮
GK ポープ

 

横浜 2-0 G大阪

シュート(枠内) 横浜12(7) ガンバ22(14)
支配率 横浜53% ガンバ47%
コーナーキック 横浜3 ガンバ12

 

総括:細かい見どころもあるが、何より結果、勝ち方が良かった。

 

マリノスの良かったところ

・勝った
このシュート数とコーナーの差があって0で抑えたのはポープが防ぎまくっていたのと、ディフェンス陣がコースを限定していたのと両方。宇佐美以外には打たれても安心して見ていられた。

 

・植中にゴールが生まれた
フル稼働を続けるロペスもさすがに年間通してはできない。誰がトップを張るのかという問題も含め、植中がこれを機にゴールを決め続けるようになって行ってほしい。ケガでピッチを出ていたエドゥアルドがひっそり戻っていたのもマークに戸惑わせる隠れた好判断。

 

・期待しか持てない2027年入団内定、特別指定大学2年の塩貝
右WGでのファーストプレーでいきなりガンバDF黒川につっかけてバチバチにやり合う。黒川には申し訳ないが、ピカピカの新人がデビュー戦でビビらず爪痕を残す意味でも見逃してやってほしい。次やったら許さなくていいから。

 

ガンバの良かったところ

・宇佐美は本当のプロ。
本当に見ているだけで面白い。開幕の町田戦の直接フリーキックもだけど、宇佐美がボールを持つと何かが起きる期待をしないわけにはいかない。それくらいガンバの中でも抜きん出ている。オフサイドになったけどフリーキックの出しどころもうまかった。

・印象に残ったのは16番鈴木徳真。すごい効いてたし、ポジション取りが上手い。交代か、やったと思ったら出てくる選手がダワンて…ネタ・ラヴィとこの3人が中盤に構えていればガンバが大崩れすることはなさそう。

 

 

 

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明治安田J1リーグ 第8節

横浜F・マリノス - 湘南ベルマーレ

 

 

マリノススタメン

FW 小池裕、塩貝、水沼
MF ナム、榊原、植中
DF 加藤蓮、渡辺泰基、上島、松原
GK ポープ

 

横浜 2-2 湘南

シュート(枠内) 横浜15(10) 湘南17(10)
支配率 横浜54% 湘南46%
コーナーキック 横浜6 湘南3

 

総括:10人になった下位チームに追いつかれてのドローはいただけない。ただし、長い目で見れば今日の試合で活躍の目処がついた選手、自信をつけた選手が生まれたかもしれない。

 

3月30日から中2日、中3日での6連戦、リーグ5試合終えて2勝2分1敗、順位は首位C大阪と勝ち点4差で5位とそこまで悪くはない。
6連戦最後のACL準決勝、17日水曜日のアウェイ蔚山に乗り込むに当たって喜田を始めシーズン序盤のスタメン複数を休ませることにも成功。

 

今季初出場初スタメン小池裕太の左WGは良かった。先制点のCK取る時の、松原のフリーキックから逆サイドの小池裕太→ナム→裕太の抜け出しは良かった。そう言えばこのポジションを左利きがやるの初めて見たから攻め方が変わるのが新鮮だった。ただ、本職がサイドバックとは思えないくらい軽い守備をする時がある。それがなくなればエウベルの2番手は十分狙える。


ナム・テヒが加入後待ちに待ったリーグ戦初ゴールを決めてACL準決勝に臨めるのはプラス。足元は上手いしポジショニングも気が利くので、これを機にゴールも取ってほしい。前節の植中と言いインサイドハーフに得点が生まれると攻撃がうまく噛み合う流れになる。

 

1トップに3日前プロデビューした塩貝、アンカーの位置に榊原というのは驚きだった。

1失点目で榊原と塩貝に触れないわけには行かない。塩貝は1トップとしてファーストディフェンダーの動きが曖昧でボールの奪いどころや追い込みどころが試合が進んでもはっきりせず、結局2列目から植中が前へ動き出し、そこを榊原が埋める形になりポジションにズレが生じアンカーの位置がぽっかり空いたところへ相手GKから一気に縦に付けられたところから失点した。ボールウォッチャー気味にゆっくり戻った榊原の目の前にパスを通されたのも含め、ロペスなら、喜田ならこうはならなかったであろう。

 

と同時に、塩貝は前半20分に先制点を奪う活躍を見せる。他にも触ればゴールというのもあったが日頃から練習しているわけではないチームで結果を出す、1対1では気持ちのこもったプレーを見せる、こんな選手に期待しないわけには行かない。どちらかというと大人しいマリノスの中でこれだけやってくれるのはサポなら大歓迎でしょ。
聞けば慶応大ソッカー部の監督は元マリノスの中町で「慶応の選手の刺激にもなっているから翌日(14日の関東大学リーグ)の試合のことは考えず活躍してこい」という旨の言葉で送り出されているとか。

横浜FM、慶大生FW塩貝健人「勝てなかった原因は自分が決めれなかった…」J1初弾も決定機逸を悔やむ - スポーツ報知

(↑の記事にて中町監督の引用)

 

榊原は開始2分で横パスを相手FWルキアンに奪われた時はまずいぞ、と思ったけどその後攻撃面では一定持ち直す。喜田の代わりは山根でさえ難しいのに初スタメンとしては上出来ではないか。本人も激戦区のポジション争いをしているのはわかっているだろうし、これを機に今後の主力の1人になってユース10番の生え抜きの意地を見せてほしい。

 

上島、松原の逆サイドへの展開も良かった。キューウェル監督になった当初はDFから逆サイドへの展開はあまりなかったように感じる。これがバシバシ決まればウイングの強いマリノスには強烈な武器になるからぜひ続けてほしい。どんなに強い相手でも体の向きが変わり視界が変わる横への揺さぶりは有効だから。

 

 

今日は結果には全く満足していない。なんなら10人相手になに追いつかれてるのって感じ。
しかし、後々振り返った時に今季のマリノスのキーになる試合だったと信じたい。

前節ガンバ戦後に天野が「勝って反省できるのは良いこと」と言っていたし当然その通りなのだが、自信を持つことにつながる選手も複数いそうだし今日は今日でプラスに捉えたい。

 

4月17日、アウェー蔚山に勝って戻って来てくれ。クラブの歴史が変えるぞ。