prairiestreetの日記 その2

スポーツを通じて思うところを書きます

3/17明治安田Jリーグ2試合

明治安田J3リーグ 第4節

SC相模原 - FC琉球

 

 

相模原0 - 0琉球

シュート 相模原8 琉球6

 

両チームとも攻撃時3-5-2、守備時に5-3-2になる堅い試合運び。

前半は相模原ペースで、19分に六反の飛び出しをかわされたのはやられたと思ったがポストに救われる。相模原はその後の13番吉武の押し込みは決めなきゃダメかな、とは思った。13番は相模原で一番印象に残った選手だったけどここだけは悔やまれる。琉球にとってはラッキーとしか言えない状態。

 

 

琉球スタメン
FW 白井、高木
MF 幸喜、佐藤、岡澤、平松、高安
DF 藤春、鈴木、増谷
GK 六反

 

 

琉球も藤春が上がったら幸喜や岡澤がカバーに入ったり、岡澤が外に開いたら佐藤が中に入るなど守備の動きは概ね良かった。相手の96番ブルーノ・サントスに対してもオフサイドを取りに行ったりラインコントロールも良い。だが危ない場面はパスのズレや目測の見誤りから来て、16分、19分とカウンターでゴール前まで迫られてもいる。

60分のカウンターは平松が右コーナーまで戻ってフリーで上げさせなかったのが良かった。

66分相模原のFKも六反が連続セーブで防いでくれた。

 

FC琉球のイメージとして、後ろで回してからどこで攻撃のスイッチを入れるかが定まらず攻めあぐねていた印象。後ろで回すのは多少のプレスが来てもできてるのはいいんだけど無理に前に蹴らされ相手ボールになる場面も散見された。

セーフティに行くところは行く、とも言えるけどピンチになる時はなるから前線の預けるポイント、例えば白井が逆サイドからボールサイドに斜めに走ってそこに出すとか、少し降りてきた高木にあてて平松とウイングバックでフォローするとか…じゃないと1点取られたらもうベタ引きの相手を崩せなくなりそう。ウイングバックは毎試合交代前提として、両サイドともに攻め上がりファーにクロス、とかできないかな。反対側のゴールエリアに向けてクロスを上げて逆サイドから走り込むような形で。相模原のブルーノが基本ファーサイドで構えて琉球の選手の背中から仕掛けるように動いていたあんな感じ。高安怪我から戻ったなら新しいバリエーション組めそうだけどね。

 

でも、アウェーで上位チームに負けなかっただけでも今は十分。今季初出場の選手もいる中で徐々に良くなっていく感じは継続してる。次は20日、ホームで連戦だけど昨年来久々のリーグ戦勝利を期待して観戦に行こうと思う。

 

 

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明治安田J1リーグ 第4節

京都サンガF.C - 横浜F・マリノス

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京都2 - 3横浜

ボール支配率 京都44% 横浜56%
シュート数(枠内) 京都18(10) 17(12)
コーナーキック 京都8 横浜8

(シュート数京都のほうが上なんだ…)

 

雨の強い中、京都に前半8分、横浜に後半19分レッドカードが出る。しかし退屈なボール回しはなく、マリノスは攻撃の手を緩めず、京都も全くあきらめない。京都は80分以上10人なのにマリノス相手にシュート数で上回るという恐ろしいパフォーマンスを見せた。試合後の京都チョウ・キジェ監督が「選手がこんなにたくましくなったんだ」「10人になっても球際、走力は引けを取らずむしろ上回ったのでは」と言うくらい京都の選手たちは戦ったし、結果は負けでもサポーターも大きな拍手、これを続けていれば京都はこれからもずっとサポーターに愛されるクラブになるだろうし、試合の最後の最後に運を引き寄せるような動きをボールの方からするんじゃないか、そう思うくらい見ていて素晴らしいチームだと思った。湘南時代の浦和相手に杉岡のゴールが認められずそれでも後半2-0からひっくり返した試合が常にチラついていたよ。本当にいいチームでした。

マリサポとしてはっきり言いたいのは、前半2-0になっても全く安心できなかったし、いつでも追いつかれる危険があると思って見てた。つまり、やることがはっきりして愚直に繰り返す京都が本当に怖かった。ただ、これからと流れの時に前半が終了したのはラッキーだった。前半ボールキープ率は京都52%よ?30分以上10人よ?

 

マリノススタメン

FW エウベル、ロペス、水沼
MF 渡辺皓太、喜田、植中
DF 永戸、エドゥアルド、上島、松原
GK ポープ

 

京都の5番アピアタウィアは失点シーンのミスを引きずったまま退場しちゃったね。でもその後マリノスは数的優位で逆に焦りというか攻め急ぐようでうまくいかない感じがずっとしてた。少しでも気の抜けたプレーをしたらすぐに奪われるような絶妙な間合いを取られ続け、結局後ろでパスを回し続けるだけになってしまう感じ。攻撃時はともかく守備時は1人多い感じは全くと言っていいほどしなかった。2点目はエウベルの緩急をつけた突破からクロス、水沼打つと見せてロペスに折り返し、と見事だったけどね。

後半、相手選手が1人怪我で交代したすぐ後に3点目を決めてこれで心を折ったかと思いきや全然変わらない…むしろポープが退場してしまい10対10になる状態。

でも、ポープのあれはやっぱり退場じゃないんじゃない?ポープは接触時背を向けてるし足上げてないし、映像によっては京都の2番福田がシミュレーションで退場を誘ったようにさえ見えた。主審というよりはVAR担当が確認させなかったし人数の帳尻合わせ的なのがあったんじゃないの?と。

でも、↑にちらっと書いた運を引き寄せるという意味でこの(あえて書くけど)ミスジャッジがあったから後半39分、上島のミスを逃さなかった17番安齋のシュートは大きく外れてくれちゃったのかな、とも思った。あそこで外されるのは何かの力が働いたようにしか見えなかった。

 

まぁ何にせよ中断期間に入る。キューウェルがどうやって手を加えてくるか見もの。攻撃の時にたまにロペスが下りてくるのが思いの外効いてるから続けてほしいし、逆に両ウイングは守備はあまりせず基本は後ろの5人、てのがいつまで続くのか…その割にはインサイドハーフに入るのは渡辺皓太と山根という、ベンチにいる選手よりは守備的な選手を使うし…

30日にアウェイの名古屋を皮切りにACLまで水土6連戦、名古屋川崎神戸ガンバ湘南蔚山…タフな戦いが続くなぁ。前半戦の山場だなこりゃ。そりゃ全部勝ってほしいけどまずは蔚山に勝つことを逆算してこの日程を総力戦で挑んでほしい。