prairiestreetの日記 その2

スポーツを通じて思うところを書きます

5/18 明治安田J3リーグ 第14節 琉球 - 宮崎

明治安田J3リーグ 第14節

FC琉球 vs テゲバジャーロ宮崎

 

 

曇り空で風が強く、でもムシムシしていて暑いのか寒いのかよくわからない日中。
ほんとは今日沖縄の梅雨入り宣言のはずが延期されたとか。

 

 

ずっと気になっていたテゲバジャーロの意味…

てげ…宮崎弁で「すごく」

vacaバカ...スペイン語で牛、宮崎牛

pajaroパジャーロ...スペイン語で鳥、みやざき地頭鶏

合わせて、テゲバジャーロ、と。やや無理矢理感あり…? でもふるさと納税で宮崎産の牛も豚も鶏も頼んだことある身として特産品を名前に入れたいのはわかる。

ちなみにクラブスローガンは「真摯」。こっちはわかりやすい。

 

 

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あれ?パク・ソンスがここにいるということは…

六反、ついにベンチにて復帰。

でもパク・ソンスも応援してるから少しだけ複雑だったりもする。


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♫かかってこいや 俺ら琉球

の、応援歌に5/18のこいやを合わせて横断幕に手書きメッセージを書く企画。

うまいこと考える人がいるなぁと感心。これも面白法人カヤックのおかげかな。

 

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なるほど、ここにあったのね。DAZNで確認。

 

 

FC琉球スタメン

 

FW 白井、庵原
MF 佐藤、平松、岡澤、富所
DF 藤春、鈴木、森、上原
GK 東

 

 

結果:

琉球 2-1 宮崎

ボール保持率 琉球67% 宮崎33%
シュート数(枠内) 琉球10(9) 宮崎 12(9)
コーナーキック 琉球4 宮崎2

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総括:

見事な逆転勝利。0-1で折り返した前半から、システム、選手、配置を動かして逆転勝利に導く。

 

 

正直前半は先日の天皇杯沖縄県勝戦ばりに退屈だったが、後半時計の針が進むほど見ていて楽しくなっていった。

 

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今日はベンチスタートだが、キックオフ前の写真撮影の時にスタメンに水を渡したり荷物をスタッフと一緒に運ぶ高木。試合以外でもチームのことを考えて動ける選手は必ずいつか報われると信じて応援し続けたい。


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富所の直接FKをすぐそこで見れたのは痺れた。決めた瞬間無意識で体が立ち上がって喜んでいた。試合後のインタビューでも「内容が全然良くなかったが勝ち点3、セットプレーで2ゴール取れてよかった」という全然満足してない感じが次も期待できる。

 

以下、所感

平松について

琉球は攻撃の型をここに来て再度構築しようとしてるのか、白井がサイドに降りてきたり、平松をバックラインで組み立ての起点にしたり。ただ、前半見ても佐藤や岡澤にサイドの適性があるとは思えない。つまり、今の琉球のメンバーでは3-5-2がベターと感じる。

そうなると平松は正念場だ。現状4バックではスタメンは厳しいと言わざるを得ない。

ボールを奪われない、さばくのがうまい、周りも見えている。チームとしての攻撃を円滑に回すには今よりもうひと工夫必要なのはわかるし、それが平松に求められているのがわかる。今日も4-4-2がベースで、攻撃時に平松を3バックの真ん中にして上原と藤春をサイドに張らせて岡澤ワンボランチ、佐藤と富所の2シャドーで3-5-2にしようとしていたが、正直上から見ていて機能しているとは言いがたかった。先日の天皇杯県予選の時にやろうとしていたのはこの形だったのかな。

もしこれが機能すれば、起点が前に富所、後ろに平松で2箇所できることになり確かにさらに攻撃的に行けそうな気はする。試合中に4バックと3バックを自由に切り替えられるなら相手のマークを揺さぶれることは間違いない。

だめなら、後半のように3-5-2に戻して平松はベンチスタートになる。中盤を3人で構成するとフィジカルでは岡澤に分がありスピード、アジリティで佐藤に分があり、決定力でファーストチョイスは富所になる。それがプロの世界だ。左利き、視野が広い、長いボールを正確に蹴れる平松をベンチはもちろんサイドでさえもったいない。ぜひ成功させてほしい。俺が琉球の中心だ、というくらいの気概をプレーで見せつけるくらいやってほしい。

(以上、平松について)

 

 

選手交代でこれはうまいと思ったのは後半森→高安で、左WGに上げた藤春を3バックに戻したこと。これでフィールドプレイヤーの役割が完璧にハマり流れを引き寄せた。森は今日はあわや失点のパスミスをしたりイエローのもらい方も体を入れ替わられた相手を引っ張るなど散々だったから退場前に交代してよかった。

代わった高安はコーナーキックからヘッドで同点、逆転のFKも高安が仕掛けてもらったファウルで、見事な活躍だった。藤春が出すまいと残したボールが相手に取られてカウンターをくらった場面も70メートルはダッシュで戻って難を逃れたのではないかというくらいやってくれた。

 

宮崎について

まず、なんでこんな良いサッカーするチームが残留争いしてるの?って思った。まぁ確かに決定機を44番の井上が少なくとも前半と後半に1つずつ外してはいたけど、それにしても順位が下すぎる。

琉球をしっかりと研究してパスコースを切るように動いてマークを追い回すがキーパーや最終ラインに渡ったら一旦リセットして琉球に持たせるのはすごく効いていた。また、基本的にフィジカル勝負に弱い琉球に対して背の高い選手に当てた後、スピードのある選手でこぼれ球を狙うなど嫌らしい攻撃をしてきた。

11番の橋本なんてJ1でも通用しそうなサイズ、フィジカル、テクニックだよ。デカいだけじゃない。サイドに流れてクロスも上げられる。失点シーンもなぜか蹴る前からドフリーでそのまま叩き込まれた。岡澤、鈴木でさえ単純なフィジカル勝負では終始負けていた。

20番の阿野は158cmだがすごいテクニックとスピードを持っている。165cmの岡澤より更に一回り小さく見えたが森はかなり苦戦していたし、個で打開することも周りと連動することもできていた。

44番の井上も166cm…前半のキーパーの頭を越えるクロス、後半の誰もがファウルと思って動きが止まる中1人こぼれ球を拾ってシュートの2つは決めておきたかったと思うが、それでもFKのボールはきれいだったし、キックが上手いと思った。

 

J3が魔境と言われるのをまた一つ体感した。こんなチームが19位なんて信じられない。まぁ、今年から育成に舵を切ったみたいだし、終わってみれば1桁順位は固いところにいると思うけど。

 

 

なんとか琉球は勝って暫定2位、自動昇格圏に浮上。嬉しいね。

さぁ今季初の連勝といい形でルヴァンカップセレッソ戦を迎えられる。契約の関係上岡澤は出られないけど、ここまで公式戦全試合フル出場しているからしっかりと休んで中盤戦に備えられるという意味で前向きに捉えよう。

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