prairiestreetの日記 その2

スポーツを通じて思うところを書きます

なでしこJAPAN 日本 - 北朝鮮

日本2-1北朝鮮

見事、ロンドン以来自力でパリ五輪、オリンピック出場を決めてくれた。

おめでとう!結果だけでなく内容も良かった。

女子サッカーの未来は明るい。

 

日本は4日前のサウジアラビアのときとフォーメーションを変える。

 

FW 上野、田中、藤野
MF 北川、長谷川、長野、清水
DF 南、熊谷、高橋
GK 山下

 

全然違う。

北朝鮮は前回と同じ3-4-2-1で、スピードのないワンボランチの熊谷にプレスを掛けてスピード勝負で3人のショートカウンターで仕掛る予定だったのだろうが、さすがにリバプールマンチェスター・シティでアンカーをやる2人に並ばれては簡単に奪えず、ならばと一気に裏を狙うも日本の最終ラインはしっかりと一人余らせる形で何もさせなかった。熊谷はワンボランチよりは最終ラインだよ、やっぱり。

 

前半得点のセットプレー、田中のヘッドも高橋の押し込みの反応の速さも良かった。

2得点目は高く上がったボールを藤野が安易にヘッドせず冷静にトラップ、落とした長野が走っている右の清水につける、清水はクロス前に一人交わす、そして中で待ち構えた清家…の前に後ろから走り込んだ藤野のヘッド。清家には相手のDFがついていたので藤野の飛び込みは見事。個々の技術が随所に見られる素晴らしい流れからの得点だった。

失点シーンは…岩清水と坪井も言ってたけど、キーパーは出ないほうが結果良かった、けど、そこのズレをうまく突かれた感じ。全体的にパワープレーのほうが対応しやすいメンバーだからそこに意識が向いていたのか少し崩された形になってしまった。

 

 

攻撃は、田中と藤野がうまく逸らして、散らして、右は組み立てやすそうだった。反面左はコンビネーションで崩すのは少なかったけど1点目キッカーは北川で中に折り返しのヘッドは上野だったし個々では負けていなかった。

 

長野、長谷川は2シャドーよりも2ボランチの方が明らかにやりやすそう。

 

個人的にこの試合MVPは田中。右に左に前に、背負い、受け、追いかけ大活躍。見事な起点、ワントップだった。
同じくらい価値あるプレーは前半終了間際の山下のゴールライン上でのかき出し。あれが決まっていたら時間帯的に試合はわからなくなっていた。失点なければMVPは山下だった。

 

今日は相手より先に仕掛けて前回と違うぞ、というのを思わせたまま試合運びができた。これでいい。受けて立つなんて悪い意味で正々堂々と向き合い結果足元すくわれるのは国際舞台で歴史が証明している。

久々に男子女子代表戦でいい試合を見れたよ。